〜 レイキ・気功入門 〜


レイキの特徴はどこまで本当か 6




☆ カルマなどの浄化ができる

この項目はちょっと難しいなと感じています。というのも、カルマというものの本質は何なんでしょうか?私は宗教には詳しくないのでカルマについては教えていませんし、レイキは宗教との関わりを否定しているにも関わらず、カルマと言う宗教思想を取り入れて教えている人もおり、すごく矛盾しているように感じます。

一般的には全てが巡り巡って自分に帰ってくるということでしょうか。エネルギー的に紐解くと、何かの行動によって起こされたエネルギーは外に発散され、何かに当たるか、またはエネルギー世界の端にまで至ると跳ね返って戻ってくると考えられます。
例えるなら、小さな池の真ん中に石を投げ込めば、そこから波紋が広がり、淵に当たると中心に向かって波紋が戻っていき、中心で波紋がぶつかり合い相殺されて消えます。まあ完全にピタッと消えるわけじゃないですけどねw
これが気や心の世界でも同じように起こっているのがカルマと呼ばれているのだと考えています。

ではその衝撃波のようなエネルギーの働きをレイキで浄化出来るのでしょうか?浄化というのもおかしな表現に感じますし、エネルギーを相殺させるなら全く同じ強さや方向性を持ったもので相殺させなければいけません。私には何か全然噛み合っていない話に思えますので、ちょっと違う方向から考えてみます。


カルマと言うとなにか恐いもののように表現して、浄化や解消しないと何もかも上手くいかないとか、危険とか…まあ霊感商法のようなことをしている人も中にはいます。でももっと単純なことではないでしょうか。

拳で人を殴れば相手に衝撃が伝わります。同時に自分の拳にも同量の衝撃が返ってきます。いつも悪いことをしていれば周囲の人から嫌われ、いざと言うときに助けてもらえないとか、仕返しされることだってあります。逆にいつも親切で誠実な人であれば、困ったときは誰かが手を差し伸べてくれるでしょう。まあ日頃の行いというやつですが、こういったものがカルマではないかと考えられます。そう考えると浄化は関係なく、レイキの五戒にそって生きていけばカルマなどは生むことはないと言えます。

それでは次に、転生しても受け継がれるこのカルマの部分について考えてみます。住む地域や人間関係が全てリセットされているので、転生してまで日頃の行いが影響することはありません。そこで思いつくのが罪悪感というやつです。本人が表面的にどう思ってるかは解りませんが、一度起こした言動は永遠に消えることがありません。反省どうこうではなく、ずっと本人の心の中に焼きつきます。これを日本的な表現で言うなら閻魔帳とも言えるんじゃないですかね?
その罪の意識から無意識に正負のバランスを取るようになる働きをカルマと考えればだいたい辻褄が合うんじゃないでしょうか。これなら霊気で浄化できる!といっても納得がいきます。


とまあ長々と書きましたが、カルマという宗教的な用語を使うことによって凄いことが出来るような表現になっていますが、実際に私達が出来ることには限りがあり、霊気の本質は自分や相手の心身を癒すことであると思います。願望達成とか、超能力覚醒とか、それはまあいろんな広告が嘘とはいいませんが、心身のエネルギー状態をクリアにして、自分の中の余計なものや、邪魔するものを取っ払い、本来の自分に戻ったときに表れる結果論です。だから何が出来るとか変化が約束されたものではなく、何かを取り戻すだけだということです。
その部分を理解してもらえば十分ではないかと思います。

さてこれでレイキの特徴についてのお話は〆たいと思います。次回からはまた別のテーマで書いて行こうと思います。




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