〜 レイキ・気功入門 〜


ヒーリングの効果




さて今日のテーマはヒーリングの効果です。ヒーリングはどういうものに効果があって、どれくらい変化が出るのか、一番気になるところだと思います。これはヒーリング実践者であっても悩むところです。

ヒーリングというものは、簡単にいうと体にある気という生命エネルギーの質、量、循環を整えるものです。そうすると弱っている体の免疫力、自然治癒力が元に戻る、または眠っている力が引き出され、いろんな不調や、病気の改善に繋がるわけです。そして体の不調が心に影響するように、心に関連のある体の弱っている部分を改善すると、心の病気にも変化があらわれてきます。

そこで気になる【どれくらい効くのか?】ということですが、個人差が大きくなります。これは非常に難しいところですが、体の不調や病気の種類に関わらず【やってみないとわからない】というのが本音です。
ただの肩こりであってもガンであっても同じです。ガンでもうちの気功治療院なら治せますとかよく書いていますが、あんなものは嘘です。「治る可能性はあります」が正解でしょうし、医師でないものが治療といってる時点で医師法違反です。

クライアントからすれば体の不調や病気が治るかどうかが重要視されますが、ヒーラーが見ているのは表面的な不調や病気でなく、あくまでもクライアントの気や心です。気の状態を整えればどんな病気も治る可能性はありますが、逆にどんな病気も治らない可能性もあります。時には想像以上の効果を発揮しますし、逆にどんなに必死に頑張っても何の変化も表れないことだってあり、必ずしもクライアントが望んだ結果になるとは限りません。

例えばクライアントが風邪で高熱を出して苦しんでいたとします。私はヒーリングをしますが、熱は一向にさがりません。なんでヒーリングしたのに熱が下がらないのと聞かれることがありますが、それは体に入った菌を殺そうとする体の正常な反応だからです。これは咳きや嘔吐、下痢であってもです。重い病気などでも回復する可能性はありますが、改善しないときの理由の一つに宿命や寿命というものが存在するように私は思います。

人生は全ての道が決まっているわけではないが、おおよその筋書きが決まっているという考え方です。まあ中には自分の技術のなさをこういった見えないものに押し付けて逃げる人もいるかもしれませんが…。


では宿命や寿命が近づいているものがヒーリングを受けるのは無駄か?と聞かれれば、無駄ではないと思います。病院で診断された病気自体は治らないかもしれませんが、何もしないよりも遙かに体の調子が良くなったり、精神状態が安定したり、穏やかに過ごすことが出来るようになります。

例え寿命であと僅かの命であっても、先に心が死んだようになるより、残りの時間を有意義に精一杯生きてもらいたいものです。そして、死んだ後も安らかに成仏してもらうために送り出す一つの方法だと考えています。どんな重い病気でも、本当にヒーリングで治せる人がいるかもしれませんが、私はあくまでもクライアントさんの補助として僅かながらのお手伝いを出来ればと思い、ヒーリングに取り組んでいます。




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